2010/12/31

見えてこない友


私は人間が好きだ。
誰にでも話しかける。
挨拶も元気にする。
だが、私の目ははっきりと好き嫌いを持っている。
はじめて会った瞬間から人みしりをする。
小心者の私は、
すべての人と仲良くできるほど大人じゃない。
いろいろな人に出会うことは積極的にするが、
目の前にいるのに見えない友がいる。
同じ空間の同じ空気を吸っているのに見えない友。
どういうことなのだろう。
私は多くの愛せる友をつくりたいと望んでいる。
なのに見えない友がいる。
私の道の上の障害物のようなもの。
生理的に合わない人間がいるとは思いたくないが、
私の体験と本能がそうさせる。
私の目は愚かなものかもしれないが、
その本能を大切にしたい。
私の目は遠くにいる者も見える。
たまにしか会わなにのにいつも見えている友もいる。
友のことに考えをめぐらす時、
その友のことが浮かんでくる。
私の考えていることと友の考えていることが交差する。
見える友は信頼からくることなのか。
見えない友がいることもしようがないではないか。
地球上では多くの人間がそれぞれの考えや立場で生きている。
全人口と会えるわけじゃない。
全員と会えるわけじゃない。
見えない友は見えないで、
目を閉じていても見える友と仲良くつき合っていこう。
世界中に見える友をつくって、
遠くにいてもわかり合えるようになりたい。
私は友を裏切ったことがない。
裏切られも裏切られたと思わない。
自分勝手でパワフルかもしれないが、
決して友を傷つけようとしたことはないことは確かなこと。
見えない友は見えなくていい。
見える友といっしょに生きていこう。
どこにいても何をやっていても私を魅了し、
信頼し合える友と長く深くつき合っていきたいものだ。
そう考えている。
御供 2000/7/19

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