私は長い旅から帰って来た。
浮いた部屋には郵便物が待ち構えている。
私は振り返り煙りをおろして手を開いた。
見知らぬ人々よ。
私と同じ巡礼者や求道者よ。
あなたたちはどうしてこんな手法をとるのだろうか。
万物の背後に幻影と秘密がまじっているのか。
人生とはどんなに空虚で恐ろしいものだろう。
あなたが訪ねることに私は答えを知らんのだ。
私といっしょに激しく燃え上がる炎で、
身を暖めるのがいい。
世界は私たちを呼び止める。
私たちは心だけが大きく、
喜ぶことができるのだ。
おお、私たちの胸に不安をなくせ。
あとはただ、この世界を生きるのだ。
御供 2010/11/24

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