一定なんてものはない。
平和など空虚でしかない。
結局、二度と現れない時を残したくて、
私は詩を書いているのかな。
常に止まろうとしない地球の変化について記憶しようとする。
そんな行為なのかな。
私は経験している人をなぞっているだけなのに。
忘れた振りをして、
再演されるブロードウェイの芝居のように、
新しい気持ちで臨むのさ。
未来は過去に作成された。
どんなアドリブを入れても結末を変えることはできない。
歴史の断片をディジャブゥといって懐かしむ。
しかし、次の瞬間には消える。
記憶の羽の薄さをせせら笑いながら。
時間は止まる時があるけれど、
時間は動き始める。
空を飛ぶ機体から地球をながめると、
世界がまだ原始的なことに気づかされる。
0の素晴らしさ。
文明の先に行き着くもの。
人の生に限りがあるのは今を怠けないため。
人が死を恐れるのは今から逃げ出さないため。
0に戻れる幸福。
地球は今日も姿を変える。
何にふるえていたのかそれすら失せて、
人は年をとりながら地球の上を歩いている。
風の中を歩いている。
世界は丸い地球の中にある。
地球で何をやっても宇宙より小さい。
地球にて何をやっても世界である。
夢から覚めるたびに私は泣きながら、
笑ってしまう。
御供
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