#605

何もないがらんとしたルームだった。
しかし少しずつ直し、
ペンキを塗って自分の手でゆっくりと改造していった。
するとそこは人の集まる気の流れる空間になった。
旅人が少しの時間身を置き、
東京という街を探索するのに便利なところ。
＃６０５はそうだった。
人と人がここで出会うことになり、
クリエィティブな気分になれるところ。
チープながらくたで創った黄金のルーム６０５号室。
旅の途上のひとときを楽しみながら創造へと向かわせる＃６０５。
面白い奴らだけが集まり、
大都会のゴミを使ってアートという人間の楽しみに目覚めるところ。
ああでもない、こうでもない。
友と言い合えるところ。
快適に時間を過ごそうと考えられたオリジナルな手作りルーム。
世界中の友が友を通じてやって来る。
ジェントルとインテリジェンスをポケットに入れて、
愛というパスポートを持って集まって来る。
このルームからあふれるクリエィティブな動力は、
人と人とが出会うことによってパワーを増す。
地球をKEEPすることを考えて正しい心の交差する＃６０５。
メンバーズ・オンリーのはずなのに友人の紹介があれば、
いつでも泊まることのできるゲスト・ルーム。
クリエイティブなハートと愛があれば宿泊もOK.
東京の街を楽しむ拠点となるわけだ。
御供２０００／８／３０