アフリカの大地を眺めている自分がいる。
眼には見えないのにいつも見えているもの、
それが好きなものだ。
むろん具体的に見えているのではないけれど、
ここには好きな無数の意識が実っているのだと考えている。
飢え、苦しみ、病んでいるとしても、
その意識こそ黄金の果実なのだと思う。
その光景を脳に映している私は好きなものを考えている。
苦しくも楽しい。
そう感じられる私は好きなことだけやって生きてきた。
はじめから何になろうと決めたわけじゃないけれど、
気がついた時には雑誌の編集者になっていた。
これは知らずのうちに私が選んだことなのだ。
そして20年以上も経った今でも同じ仕事を繰り返している。
知らず知らずのうちにそうなっていた。
今でもこの編集という仕事にあきてはいない。
この仕事が好きなことが変わらない私は幸せ者だと実感する。
お金や名声、社会的な地位を確保したわけじゃないけれど、
未だ現場でその原稿書くという作業に満足している自分がいる。
旅にもたくさん出た。
人間ともたくさん会った。
新しいものにもたくさん触れた。
服をたくさん見た。
そしていつもやりたいこと会いたい人と会い、
フューチャーを語り合うことができる仕事。
やってきたことが山済みのように残ったことも、
このアナログという雑誌ならではのことだろう。
私は今も好きなことだけやって生きている。
そう感じられる自分がうれしい。
こうやって人生を楽しむと共に膨らませていきたいと考えている。
今の仕事をより発展させて!
御供 2000/9/11
0 件のコメント:
コメントを投稿