2010/11/26

心の字パート3


私は私で私の心の字を書いた。
沸き上がる言葉を萌芽のままの状態で真実の自分を。
素直に見つめた愚かな私の体と心は欠点だらけだが、
嘘のない。
相手を傷つけないことだけは確かなこと。
飾ることをしない私の心はやさしさを追い求めては、
失敗を繰り返す。
ふと引いて考えることがある。
相手の気持ちになって考えてみる。
立ち止まる。
しかし、私の心はやさしさと快楽の間をさまよい歩くがごとく、
至福への道を進む。
好奇心が早くも覗き、
ただ自分の力に病むことを見つめる。
激しく心をたたく。
心地よい時間を待ちわびる。
動き回る。
人間が好き。
そして、旅が好き。
出会いを求めて見知らぬ街をあてもなく心の糸に引かれてみる。
あたたかい友への心の中をのぞきたくて。
満足を知らない私の淫らな心はいつも目標に達したことがない。
いつもこれ以上の幸福を求めて歩き出す。
楽に暮らせるところなんてどこにもないのさ。
あるとしたらここに違いない。
良き友のいるところ、
そして、また心の字を書いて旅をする。
平和と自由を求めて!
御供 1998/6/16

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