2010/11/12

まわりは


空は青く澄み、
すべての波長が合う。
まるで空は青く固定されたかのように錯覚してしまうほど。
そして空は惑星の信仰と同調し、
過ぎ行く時間の一日を示す。
空がまばたきをする時、
舞い上がる空気の上を魂を運ぶ風が吹き抜ける。
確かな存在の証し。
炎の目。
闇と光の駆け引き、
空は世界を見下ろす。
ある時は青い空で、
ある時は灰色の空で、
ある時は雨や雪をともなって。
一日の聖なる顔、
それは太陽かもしれない。
それはエネルギーを発して。
望まれても望みもせず。
地球上の生物への様は、
常に無口のままでまるで口にしない。
明るく元気に笑いかけるように。
私は思う。
誰がそのエネルギーを現実にしてくれるのか。
聖なる子よ。
あなたのスタイルで光をエネルギーにして欲しい。
聖なるこの目の中。
聖なるこの目の中、
それが生、力、死、
どちらにうつるのか。
音楽のリズムのように終わることなく。
何も求めず。
かといって満足することなく渦巻きながら、
永遠に笑いかける。
魂の深い底の乾きを癒し。
けれど沈黙の中だけでゆっくりと答えることしかしない。
光は光、
光のささやきは夜明けとともに激しくなる。
あたり一面まわりが元気になる。
御供 2000/9/9

0 件のコメント: