信じた方がいいのかな?
いいのかな。
太陽の光も清らかなせせらぎも、
早春も木に咲く枝も。
どれもこれも夢にすぎなかったのか?
国中のほがらかな歓喜も心に届いたのか。
若い頃はあんなに幸せだったのに。
初恋の限りない喜びが植わっていたのに、
だがすべてがおどけた歌に過ぎず。
理解されずに。
何もかもそう思われ、
そして泡と過ぎる。
ならば、さようなら。
別れの口ずけを!
運命の大部分はこれから付足される。
私は誰でもそうであるように自分を愛す。
人間として目標を果たせるように。
果たしたいから別の環境を必要としているのだ。
私の心は哲学を求め、
空想の夢をしのばせた。
大胆な空想でさえも私は真実だ。
物質主義がおりなすここでは空気すらよりとりどり。
ここにはどんな信念も希望もない。
愛することも愛されることもない。
ましてや何かの理想や、
何らかの美しいもの美学的なもの。
芸術も有りません。
働くことと食べること以外のものは消され。
他人の命令以上の動機は有りません。
一言で言えばここには精神が有りません。
感情のかけらさえもここには重要視されたことも有りません。
こんな社会はどう変わるのか楽しみです。
御供 2000/9/11
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