今、東京のリズムは誰もが乗り切れないだ。
乗り切れないダンス・ミュージックのようだ。
上手く踊れるヤツは誰もいない。
リズムに乗ったような気でいる腕組みした広告マン。
だが、リズムは完全にはずれている。
このリズムを正常にとるまでに、
どのくらいの時間がかかるだろう。
東京に住む都市生活者たちは、
生きるということ事態に悩んでいる。
めまぐるしく変わる企画の制作の中でさえ、
一時の安心を手に入れることができない。
社会の歯車になって、
ボロ雑巾のように捨てられることを恐れている。
生活するだけで楽しむ余裕もなく、
あくせくと時間との争いに疲れてる。
どこに行くにもアクセスに時間をうばわれる。
時間との摩擦の間に、
ストレスという病いに落ち入る。
この病いは現代社会の必要性からの病いに違いない。
不変に続く自然の摂理の中で災害のことを考える。
だから、大災害になる恐れは大有りだ。
東京に台風が直撃することでもあれば、
たちまち東京はパニックになるに違いない。
誰もがこの現実を見ないように目をつむる。
台風が来る事を予期していても、
それが本当に来る事など考えないようにしている。
考えたくないんだろう。
地盤の変化にしたがって、
東京のリズムは大地と調和も失いつつあるようだ。
東京のリズムでみんなが踊れるようになればいいのに。
御供 2000/7/25 11/12/30
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