2010/06/24

私は見た


私は見た。
小さな光が私の内に入っていくのを見た。
光、それは小さな栄光。
光、それは私が生きて来た道の上にひろがったダイヤモンドの原石。
どんどんと光に磨かれていく。
うそのような現実。
私はひとりボートに乗り込む。
外は雨が降っているが、
太陽が降り注いでいる。
不思議な晴天のようなもの。
私は背後に驚くような拍手を感じる。
親密に近寄ってくる甘く激しい笑い。
神様は私のそばに座り、私は言葉も話せない。
口に手をあてがいあえいでいるようにみえるかもしれないが、
私はこっそりと笑っているのだ。
未来は壁、完璧な壁。
私は写真に撮るようにそれを現実のものへと呼び戻す。
空っぽの天国。
海は荒れてはいるが、
私の乗るボートはちっとも揺れたりはしない。
希望の劇は本当に叶い、
私のために人々は歓喜の声を上げる。
私は波動を放ち、皆を結びつける。
天使の翼を持った素晴らしい老人に敬意をはらうのか、
私は拍手の中にいる。
笑え、すべてが狂気と知っているから。
笑え、私たちは愛に包まれている。
すべての人のために生きる。
私は母のために輝く瞳を持ち、
目から大きなやすらかな光を放ち、
大いなる者たちにささやきかける。
私は本当にバカさ。
いっさいを笑い可能にする。
熱狂的な内面下の叫びは、
中毒症状を副作用から預かっている。
くそ煙草かい。
神様、それはあったかくて凍えるほど寒い。
私と時間を分け合ってくれてありがとう。
大丈夫だ、さあ行こう。
私たちのそれぞれの違いをみきわめる。
今、どうやってこの運命から逃れるのか。
血まみれのサーキットが音をたてて疾走する。
シンプルな情熱を享受せよ。
誰が今日のことを書いた。
霧に包まれたこの想いを読むようにぶちまけろ。
灰色と青と茶色が素早く落ちて来る。
美しい色使い、濡れ落ちていく。
私は今ここに居る。
そして、次の場所に移動しようとパッキングしている。
今ここがすべてだが、
私は自分の旅を何もかも素直に記録しようと考え出した。
現実はリアル。
私の旅は今ここにある。
ここで生活して糧を得る。
それについてはなんの疑問もない。
旅に出よう。
   御供   11/12/21

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