2010/06/18

時代は変わる


風が吹いている。
独りで過ごすことが多くなる。
良く考えことや空想にふける時がある。
詩という表現を見つけた。
リズムもあるし、韻もいい。
未来の逸脱者がいるから時代は変わる。
社会のままごとより自分だけを信じていた。
いつも私は濃い霧の中にいた。
まわりに時代を変えようとしていた友がいない。
世の中に従うだけだと考える友。
大学へ行き、学位を取り、就職する。
当時、ある種の人々は悪魔とされていた。
まるで火星人のようだ。
「GET A WAR JOB!」と、歌われた。
平和を取り戻そうという動きは、
人間性や個人の尊厳が失われていることへの回復。
何事にも人と違う価値観を持っている。
変動の時代を生きる心を解放する者が心を合わせればいい。
必ず時代は変わる。
過去を引きずりさよならを言えない者。
言葉や音楽で様々なことを語っていた時代。
世間には違う生き方があって、
私にもできるということがわかった。
人々の心の中にそれが芽生えた時、
時代は変わる。
すべての生きる人々にとって芸術は自然なものなんだ。
創作は人間の生きる証しなのだから。
今を生きる時、
自由で無限の可能性が出てくる。
人は何かをせねばならぬという思いから生かされる。
そう、創造こそ人間の生きる糧。
世界中をあちこち動きまわることから創作ははじまる。
社会という袋小路で閉所恐怖的にあがいている者。
モラルを変えようなんて望んではいない。
偉大な芸術家はみな狂人者だ。
創作とは意識しないで楽しくやることさ。
誰もが感情を表わさずクールな時代でも必要なことさ。
クールな方が強烈だ。
人は未知なことは語らない。
もやもやとした理解はクールじゃないし、強烈じゃない。
クールになるということは自分の感性が証明されたことさ。
自分の宇宙を共有する人間とコミニュケートできた時だ。
「この世で最初で最後の黙示録」それこそが創作だ。
ユーモアこそが必要なものだ。
パワーに満ちて明快で率直なもの。
天国が近づいた夜、
熱い詩句に耳を傾ける。
詩の絶頂に達した詩人は、
虚脱して視線を落とした。
それは伝統的な学問体制を揺るがすものだ。
流れを決めずに進む。
これこそ創作の第一歩。
創作とは大切なものなんだ。
いろいろなことが解って始めて創作と言える。
反体制派でない詩人など何の意味がある。
詩人には影響力が必要さ。
1957年スプートニク号の年こそ時代が変わった。
それは人々が創作に目覚めた日だ。
人間の生活にとっていかに創作が関与しているかわからないけれど、
創作がなかったら時代は変わらない。
創作がなかったら生きているといえるのだろうか。
   御供  2000/10/23

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