2010/07/27

夜中に


ひとり起きていて何かに熱中していると、
地球が回転を止めて止まったような錯覚に落ち入る。
あっという間に時間は流れ、
夜は明けようとしている。
冬だからまだ暗い。
冬だというのに寒くもなく、
今にも雨が降り出しそう。
「時間よ止まれ」と言いたくなる。
夜中にひとり起きていると、
好きなことについつい頭がいってしまう。
何もやらないなんて私にはできない。
こまごまとしたことをやりはじめると、
飛ぶように過ぎる時間の束。
こんなことでいいのかと一瞬自分に帰る。
でも平気、こうして私の楽しい人生は過ぎて行くのだから。
  御供 2002/1/15  12/3/4

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