2010/07/26

男の話とは


男が旅した。
男が友と出会った。
男が笑った。
男がぶっ飛んだ。
それでも男はクールに考えた。
海へ行き。
山へ行き。
大自然の匂いを体いっぱいに吸い込んだ。
美味しい空気。
煙るジョイント。
メスカリンを口に放り込む。
男ははじめて深い意識の革命を、生命について感じた。
そして、また笑った。
旅をする男の笑顔はニクらしいほど格好いい。
ふるさとを持たない風のように、
どこへ吹いていくかわからない。
旅の途上の男は、
ボーダーのない地球で母の懐で訴えかける。
友よ、気づいて欲しいんだ。
うらやむことをしないリスペクト。
やさしい大地の声を大切にして、
大自然との共存を実行する。
そして、平和と愛を。
ニコッと男は笑った。
  御供 1998/2/3  12/3/4

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