2010/07/25

生きること


人生の隙間に見え隠れする、
人生模様に不安を感じることがよくあるよね。
人は自分に甘く、他人に厳しい。
この人は今何を考えているんだろう?
どのような目的意識の中で生きているんだろう。
この苦しい現代社会で平安に生活している人が、
はたして何人いるだろう?
誰もがいくつもの悩みを抱えて生きているに違いない。
混沌としている21世紀。
人間は何のために生きているのか。
何を目指していくのか疑問さえ感じる。
人間が人間らしく生きることっていったいどういうことか?
テクノロジーが進歩する。
都会に人口が集中する。
モノが反乱し、
経済至上主義のこの世の中。
人々は人間らしさというものをどれだけキープしてしるのか?
確かにすべてのことが未完成だった頃、
人間は食べることに夢中だった。
雨風から身を守るために精一杯をつくしてきた。
そんな時代は一握りの食べ物に喜びを味わい、
暖かく寝ることができることに幸せを感じていただろう。
現代、人間の暮しは思いもよらないほど豊かになってきた。
一部の地域を除けば人間は飢えを知らない。
安心してやわらかい布団にくるまって寝ることができる。
暮らしに関して言えば、
確かに快適に不安など考えることがない。
しかしこの物質至上主義の中で異なった不安が生まれている。
人間らしく生きるという生そのものに不安を感じ始めている。
贅沢になった人間が社会に対する不安は目に見えないが、
大きく膨らんでいる。
地球規模で危機におちいっている。
自然から身を守ることに、
人間が力を合わせていたかつての時代。
やさしさと助け合いで持って生きていた。
共に愛し合い生きてきた。
その自然を軽々と破壊しだしている。
人間は地球上の他の生き物や自然を、
支配したかののように錯覚している。
それゆえに人間同士の助け合いの心を失い。
生きることに矛盾と不安を感じはじめた。
どう生きたらいいのか、
人間らしく生きたい。
  御供 2000/7/21

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