人生の隙間に見え隠れする、
人生模様に不安を感じることがよくあるよね。
人は自分に甘く、他人に厳しい。
この人は今何を考えているんだろう?
どのような目的意識の中で生きているんだろう。
この苦しい現代社会で平安に生活している人が、
はたして何人いるだろう?
誰もがいくつもの悩みを抱えて生きているに違いない。
混沌としている21世紀。
人間は何のために生きているのか。
何を目指していくのか疑問さえ感じる。
人間が人間らしく生きることっていったいどういうことか?
テクノロジーが進歩する。
都会に人口が集中する。
モノが反乱し、
経済至上主義のこの世の中。
人々は人間らしさというものをどれだけキープしてしるのか?
確かにすべてのことが未完成だった頃、
人間は食べることに夢中だった。
雨風から身を守るために精一杯をつくしてきた。
そんな時代は一握りの食べ物に喜びを味わい、
暖かく寝ることができることに幸せを感じていただろう。
現代、人間の暮しは思いもよらないほど豊かになってきた。
一部の地域を除けば人間は飢えを知らない。
安心してやわらかい布団にくるまって寝ることができる。
暮らしに関して言えば、
確かに快適に不安など考えることがない。
しかしこの物質至上主義の中で異なった不安が生まれている。
人間らしく生きるという生そのものに不安を感じ始めている。
贅沢になった人間が社会に対する不安は目に見えないが、
大きく膨らんでいる。
地球規模で危機におちいっている。
自然から身を守ることに、
人間が力を合わせていたかつての時代。
やさしさと助け合いで持って生きていた。
共に愛し合い生きてきた。
その自然を軽々と破壊しだしている。
人間は地球上の他の生き物や自然を、
支配したかののように錯覚している。
それゆえに人間同士の助け合いの心を失い。
生きることに矛盾と不安を感じはじめた。
どう生きたらいいのか、
人間らしく生きたい。
御供 2000/7/21
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