2010/06/03

新しさは


はじまりは新しさ。
すべてのことにはじまりがあり、
すべてのことに新しさがある。
角度を少し変えてみることが大切なこと。
20世紀が完全に閉じてしまった今、
過ぎ去った時代を小さな覗き穴から見てみる。
するといろいろな未解決な問題が見えるだろう。
それを拡大して、
はじまりをアクションをしよう。
新しさを見つける。
いつの時代も新しさは、
こうした先駆者によって発見される。
詩が文学によって伝えられる。
その言葉の意味を受けて、
学者たちが実験を試みる。
政治家が行動をおこし経済がまわり、
人間の密度によって文化が生まれる。
この文化というものは時代が変わることを告げる。
詩人が多くのことを感じたことを書いたとしても、
型になるのは10年先か20年先のことである。
あまりにも前衛的なことを考えてしまうと、
アイツは馬鹿だと理解される。
ちょっとおかしいなんて言われて、
社会から相手にされず冷笑を受ける。
新しさはいつも気づかないうちに通り過ぎている。
今こうしている時代でも、
常に新しさははじまり、古くなっていく。
時間は容赦なく色目を使い、止まることなどしない。
欲望のごとく動きつづける。
悲しいかな時間と新しさの区別など誰ができよう。
その区別ができる者こそ、
時間の先端を遊んで広げる。
心の中の規制概念など打ち破り、
新しさはじまりを創り出す。
創り出すことのできる者は数少ない者に違いない。
かつて多くの先行く者がその中にいたように、
時代というものは風と共に流れて行く。
私はその風がやさしく気持ちよく、
心にうるおいを与えてくれるものだと信じている。
だから新しさに向かっていつも思考し、
それを現実なものにしようと動きつづけている。
新しさははじまり。
いつの時代にも、
その時代を味方に新しいことが起きる。
アクションしよう。
もうその時は来ているのだから。
  御供  2004/3/11 12/2/6

0 件のコメント: