混沌としている時間

今私は人生で最悪の状態を味わっている。
私は少しの蓄えもなく、
あるのはこれから私が決めた道があるというだけだ。
私は混沌としているこの今という時間をどう通り過ぎればいいのだろう。
こういう時期に限って時間というヤツはゆっくりと動いている。
何もすることもできない。
何も考えることもできない。
どこへ行ったらいいのかさえわからない。
そして今が存在する。
私は果たして生きて行けるのだろうか。
思考と哲学の枠以外のところにいる。
私は今をどう生きればいいのかさえもわからない。
人生というものはとても美しく、
素晴らしいものだと人は言うが。
果たしてそれは誰にとってもそうなのであろうか？
人間はひとりで生まれて、ひとりで死んでいくわけじゃない。
この大都会の片隅でひっそりと孤独に生きているだけなんだ。
太陽も風も慰めてはくれない。
何を目的に生きていったらいいのだろう。
やさしさや思いやりが大切だと昔の人は言ってたよね。
でも、この大都会というヤツは人間の本質まで見失ってしまうほど、

たくさんの問題を抱えている。
人間が助け合い、リスペクトして、
生きることの難しさを何によって気づかせてくれるのだろうか？
この社会のからくりに縛られて、
楽しむことも忘れてしまう人間たちよ。
早く気づかないと、
美しい地球というものを破壊してしまうと思わないか。
ひとりひとりの心の中が自然と共存する。
人間も自然の一部だと気づくべきなんだ。
やさしい気持ちで他人をたたえ、
美しい心で人間本来の生き方を学び取ろう。
いつまでも美しいものを見て、
いつまでも美しい空気を吸って、
いつまでも美しい心で生きることをしたい。
この社会のあやつり人形ではなく、
みんなが仲良く足を引っ張ることなく生きる。
そんな世界が来ることを祈ろう。
２１世紀はアナログからデジタルへと進化し、
集団よりも個の世界へと変わっていく。
個の世界では情報は無限に集められる。
その中からどれを選ぶかは、
それも個であることを知るべきだろう。
真の進化は急速にやって来て、
音を立てて変わっていく。
そのことに早く気づいてしまった者たちよ。
昔を知り、
新しきを知り、
そして、人間の本質へと高める。
豊かな心で絶望を感じることなく、生きて行こう。
そう、人間こそ愛すべきものなんだ。
　　御供　　１２／２／６