春から夏にかけて風が吹いている。
雨が降る。
新緑は人間の目を楽しませるように輝き、
人間を癒す。
雨ごとに夏に向かっているのがわかる。
この雨を超えたら、
光輝く大きな太陽が訪れる。
外気が蒸しかえる。
人間の住む、
大都会にもパワーがよみがえる。
心の転機を迎える。
雨の降る梅雨の時期の暗い夜は、
まるで街は廃墟のように沈みこんでいる。
朝が来ると輝く太陽に、
人間はいつも助けられる。
心を高みにまで持っていける。
私は今までどこに座っていたのか?
問い返しても答えは風の中。
この雨も恵みの季節。
人間に与えられた大切な自然の贈り物。
と、解釈すればいい。
神様の贈り物はこんなところにも落ちて来る。
愛に悩む。
いとおしいほどに苦しい愛から逃げようとする。
心の角度を変えることによって、
ずいぶんと離れた心に生まれ変わる。
これも、幾度となく繰り返される、
季節の中で解決されていく。
あんなにも夜、
いとおしく君を思った私の愛。
手も届かずに、
諦めかけていた美しい愛に燃えていた。
私は私なりの立場で答えを掴みかけている。
ああ、私はいつも平静を装っているが、
こんなにも悲しみや苦悩にあえいでいる。
目は遠い彼方を見つめ心なしか沈黙して、
移りゆく季節を待ちわびる。
そして、はっと気がつくのである。
もう時間の流れの中で季節は変わり、
私の心も少しずつ変わる。
ずっと待つ幾つもの考えを動きへと変え、
行為へと移す。
街角にはびこる狂気。
私のものでない何かを。
移りゆく季節の中でしっかりとつかみとり。
私は今日も言葉を探し、
ただ、歩き続ける。
御供
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