2010/07/06

詩は


詩は人類の歴史と共にあった。
神に祈り、
祭りを祝い、
伝説を語る時。
古くから人間は詩によってなして来た。
喜びや悲しみを表わす時、
愛の思いを伝える時。
詩はいつの時代も、力強い手段でありつづける。
人間の歴史の中で、
培われてきた数知れぬ詩は、
私たちの極めて身じかな文化である。
ドイツの現代抒情詩人リルケは、
詩は感情ではなく、経験なのだと言った。
一行の詩が生まれ出るには、
おびただしい経験が必要なのだと。
詩は豊かな感情をたたえている。
それが詩のひとつの魅力である。
その感情を、味わい楽しむことは、
詩を読むための大きな喜びである。
しかし、感情を持つことと、表現することは違う。
表現は様式であって、技術である。
根気強い、鍛錬によって、初めて成熟するものである。
明晰な形式が豊かな感情を呼び起こしたりする。
こういった要素の共存は、
芸術の深い秘密を物語っている。
言葉を選び、
韻を選び、
言葉の響きと、組み合わせを吟味しつつ、
入念に感情を入れて、詩を創っていく。
自分自身のことを書くこともあれば、
そうでない場合もある。
自然や他のいろいろな題材がある。
詩というのは早すぎるのだ。
社会に認められ、認知されるのは10年後かそれよりも後である。
詩は書いて書いて書きまくってこそ、出来上がる。
御供

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