2010/08/31

死んだように


べットの中にいる私。
何も考えることもなく。
世の中とのかかわりはBSのTVの声だけ。
携帯電話が時間を確かめる唯一の手段。
起き上がろうとしても起き上がれない。
太陽はすでに昇り傾いた。
何回それを繰り返したかわからぬまま。
ベットにとらわれの身となる。
たくさんの夢の中に現実が見える。
今、私はどこにいて、
どこへ向かおうとしているのか。
わからぬままここにいる。
まるで死んだように。
たった一日か二日なのに、
こうして死んだように寝ているとすぐに不安になる。
自分は世の中との接点を求める。
そうしなければいけないという意識がいつも頭のどこかにある。
人間はひとりでは生きてはいけないものだから。
人間社会と離れて生きることなんて考えられない。
それがたとえ一日や二日でも不安になるのだから。
ゆっくりした時間の流れの中で自分流に生きる。
そう考えていた自分なのに。
死んだように寝ていただけで不安になる。
私はやはりこの社会の一員。
人間社会に生きていると感じる。
愛し、愛され、
それを繰り返して生きていく。
そんな毎日の中に葛藤していて生きている。
人間としてやることをやって生きていく。
必要なことは誠実であること。
そうすれば快適に生きていける。
御供 2001/9/24

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