言葉は不思議なものだ。
落ち込んだり、
自分の道を見失ったりした時に、
ひとつの言葉で救われたり勇気づけられたりするから。
人がぽつりと言った言葉が波のように意識の中に広がり、
後の人生を決める。
知っているだけの言葉ではすまされない。
単純な言葉がふとタイミング良く出ると、
とてつもなく自己形成の基本となる。
気負いのない自分らしい言葉がすらすらと出るのは、
何かに不満を感じているときが多い。
ひとつの言葉が、
からからになった人の心に冷たい水のように染み渡る。
人生のいらいらをすべて解消してくれる。
言葉は自分自身に言い聞かせると、
不思議と自分体になる。
言葉をかけて自分の外を探すより、
その言葉の意味を自分の中に見つけて信じること。
言葉を信じてはいけない。
言葉に触れて立ち直ったわけじゃない。
自分の心と対話しながら、
発せられる言葉を書きつづける。
自己保存、自己弁明のために作り上げた言葉はとても不公平だ。
他の声に耳を傾けてみよう。
嘘のない言葉。
軽い次元で発せられている言葉。
意識もなく出て来る言葉。
格言としての言葉。
喜怒哀楽の言葉。
言葉はこんな風にいろいろある。
言葉を容易に使ってはいけない。
噛み砕いて使い、
そして書くものだ。
御供 2000/12/25 12/11/2
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