2010/08/27

モノ


身をとりまく小さな小物が充実して、
よりチープになってきた。
例えば、キッチンまわりやバスグッズ。
そして文房具など。
驚くほど変わってきた。
「無印」を見ると一目瞭然だ。
そしてどんどんと生活が快適になっていく。
しかし、反面手作りで自給自足してきた昔とは違ってきた。
便利な分だけ甘え出し、
モノを粗末にしだしたような気がする。
お金さえあれば何でも手に入ると勘違いして、
モノを大切に使うことをしなくなった。
愛を持ってモノと長くつきあうことができない。
モノをいいかげんに扱い、
資源を無駄使いする人間が増えた。
いくらモノが安価になったって、
心を豊かにしなければ生活は快適だとは言えない。
よく母から、
「モノを大切にしないと罰があたる」
と言われて育った私は、
どんなものでもすてることができない。
Tシャツなど糸で繕って何十年でも着てる有り様だ。
だからモノがどんどん増えていく。
いっそ、一度全部整理していいものだけをとっておこうなどと考えるのは私だけではないはずだ。
身軽になって旅に出やすいように、
整理しておくことは精神的にもとてもいいことだと思う。
好きなものに囲まれて生きることは素敵なこと。
じっくり探して使いこんで、
美しいものを信じて人生を送る。
豊かになったモノの背後に小さな落とし穴があることをわかって欲しい。
モノは大好き。
御供 2002/1/12

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