2010/08/29

ニューヨークにて


巨大なマンモス都市ニューヨークは、
静かなエナジーを秘めてひっそりと佇む。
ビルの16階の窓の外に広がるマンハッタン。
かつていろいろな移民が世界中から集まってきて、
人種を問わない大コミューンを形成した。
消費文明の先端をなすこの街は様々なアートがあり、
多種多様な音楽が存在する。
すべてのものがるつぼのように渦巻き。
感情というフラッシュがところどころで爆発している。
人々の魂を魅了してやまないこの街は、
最上と最低が存在し、
あらゆる人間の悪と善が拡大されている。
アップタウンからダウンタウンまで、
街角にはいろいろな匂いが香る。
そこには人間模様が日々刻々と移り変わっていく。
大きな街のビルの谷間に、
人間がエネルギッシュに自己表現。
こんなにまでパワーを蓄えた街は他にない。
自己主張しなければ生きている証しすら見出せない。
ひとつの形にはめることもない。
ひとつの形にはまることもしらない。
この街に来て活躍する人の顔は輝いて見え、
笑顔の素敵な瞬間がまばゆく見え隠れする。
ここにやって来る人たちの誰もが思うことは成功。
そしてリッチ&ゴージャス。
何かを目指して、
一流という言葉にかりたてられ、パワーアップする。
このNY NY。
街角では何が起ころか予想もつかない。
ハプニングがつきない。
だからこそ毎日がわくわくする。
マンハッタンという小さなエリアに、
大きく造られた摩天楼というビル。
人間の歴史の中でこれほどまでに人間が集中したところがあっただろうか?
すべての人工的なものが揃って、
競い合っているこの街の持つエネルギーは驚くほどだ。
秘められたパワーは数え知れない。
私もこの街をスルーして、また訪れる。
人間として生まれて何かをやろうとした時、
ここは見なくてはならない。
何かがある街なのだ。
また来てしまった。
御供  2001/6/2

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