たくさんの戸口の前で私は待ち続けた。
何人もの人たちの耳に、
私の詩を歌って聞かせた。
たくさんの人を至福の世界へ誘惑しようとした。
私の歌は世の中に対する心の詩である。
だから、私はそれを実行しなければならない。
そしてひとりでも多くの友を。
私の人生はこの詩の中に隠されている。
聞き手に伝わり至福の社会へと。
幻想は現実になることを信じて。
時に私は失望した手に不幸を握りしめ。
少しでも理解し合える友が欲しくて。
心から頑張って詩を書いている。
長いこと書き続けた詩のひとつが宙を舞って、
すべての人の心に届くまで。
私のこの声が果たして届くのだろうか。
やはり毎日書き続けることが必要だ。
私の時間のすべてを。
あとはなにもなく、
私の人生など台無しになってもいい。
ある日私はベットから悲しみのあまり立ち上がった。
そして、幸福を、
世界の平和を夢見てぐっすりと眠りについた。
私の快楽は世界の愛を伝承すること、
いつも孤独という言葉を引きずって。
ああ平和よ。
私の誘いを。
私は何も所有することを望まない。
どんな現実も夢を破壊しないでくれ。
私の詩の声を人々に伝えて欲しいんだ。
この世の中に響く笑いのような幸せを、
歓喜に満ちて抱いた夢を。
私の心に美しい花を。
すべての人の心に花を。
新しい奇麗な花が咲くことを祈ろう。
どんどんと変わって行く新しい世界に、
私の詩を投げかけよう。
自分のための詩、
そしてみんなの詩。
美しいリズムにのせて、
人々の心の中に誘惑の声を語りかけよう。
御供 1999/2/23
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