2010/08/27

平和を望んで


マンハッタンのテロ事件。
また今は、細菌テロに世界中が恐怖におびえている。
何があろうと人間同士が争うなんてなんと愚かなことだろう。
この地球上にあんな国があったなんて、
昔のおとぎ話の中に出てくる伝説の国みたい。
アフガニスタンは女や子供を迫害し、
タリバンの男たちが精力を行使し国を閉ざしている。
支配者は何を考えているのか?
狂った支配者による無差別テロ。
捨て身の行動をとるこの国は何を狂ったのか?
思うようにならないことをテロによって行使するために、
こんなことをするなんて人間わざではない。
人間の命をどう考えているのか?
どんな教育をしているのか不思議だ。
明治生まれの人が「天皇は神だ」と、
信じこんでいる時代のような教育があるに違いない。
アフガニスタンの国民は不幸だ。
村人たちは意味もわからず虐殺され、
子供たちは飢えている。
女たちは働くことも肌を見せることも許されていない。
家畜の餌を食べて飢えをしのぐ。
歩いてパキスタンに逃げる難民は、
家もなく過酷な自然の中で生きている。
歩くことも死を覚悟している。
地雷がたくさん埋まっているのだ。
ロシアとの戦争を10年以上も続け。
子供の頃からおもちゃの変わりに銃で遊び。
7歳のときには立派に狙撃兵として通用するという。
男たちは命以外なにも持たない。
家もなく、街に銃を持ってたむろする。
過酷な砂漠の自然に対してターバンを巻き、
みな同じ格好をしている。
お洒落をすることもなく、
音楽を聞くことも禁止されている。
女たちは教育を受けることも許されていない。
平和を望むことも忘れ、
ただ生き延びることに夢中である。
生まれた時から戦うことだけの中にいて、
平和ということを口にすることもなく。
みな見たことも味わったこともない、
平和を望んでいるに違いない。
平和を望まない者はいない。
いつになったらこの地球上にひとつの夢にあふれた平和が来るのか?
御供 2001/10/24

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