2010/08/14

心のどこか


ひとつのものがふたつに見えて、
まだ騙し通そうなんて思っている自分。
自分の体は自分が一番よくわかっていて、
だけど自分が一番遠くにいるってことに甘えてる。
どこかに二人の自分がいて、
心のどこかに自分に対して見逃している自分。
もっと強くならなくちゃ。
強くならなくちゃいけないって自分がささやいている。
そんなことしてちゃダメと言っている自分がいて、
心のどこかで声が二重になってわからなくなっている。
心の中で幾十にもなっている何かがあって、
どれもこれも正当化されている。
だってだってと言っているだけの何か。
もうそんなに考えない。
考えたって幾十にも見えるだけだから。
心のどこかで笑ってる。
心のどこかで手を叩いてる。
そんなことがはっきりしている。
頑固になってる自分がうれしい。
いい加減になってる自分がみじめ。
あやふやな自分がさみしい。
なんでいくつもの自分が心の中にいる。
みんなそうかもしれないけれど、
ひとつにしないといけない。
いくつもある自分なんて不自然だから。
いくつものものに見えているものなんてあやふやだから。
はっきりしないといけないよ。
心苦しくても何かをひとつに決めなくてはね。
そうさ、クリーンな心がどこかにあるはずさ。
御供 2001/3/22

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