運命とは何か。
夜空の黒よりも深い。
それはどこの都市にも言えることだ。
春、陽に向かう人間の心に花が顔をのぞかせる。
冬、雪に埋もれた感情が自分の心を離れる時、
住みなれた都市から見知らぬ都市へ。
柔らかい肌のぬくもりも、
友人たちの別れも旅人を止められない。
そう、常に人間は動きつづける。
ビルの谷間に住む都会人たちは人間の森という通りを横切り、
乾いたコンクリート・ジャングルへ。
多くの人間の住む街の中を通り過ぎ、
大きく深呼吸する。
きれいな水の流れを求めて歩き出す。
見知らぬ街の見知らぬ人間たちと出会う。
心かよわせて大きな喜びを楽しむ。
友情を深める。
でも人間はひとり寂しく思い悲しむ。
底は深く、刻まれた中に心を置く。
清らかな水の流れるほとりでもの思いにふける。
心交わり、心やすらかな一瞬を通り過ぎる。
また動き出し歩きはじめる。
夕暮れ、すべてのものが暗闇に包まれる。
考えだけが前に進む。
見知らぬ人間の中で知っている人間を探す。
人間は人間を追い求める。
疲れ果てて歩きを止める時、
人間はなんともいえない孤独を感じる。
でも、都会人は人間の森を歩きつづける。
都会では何でも手に入り、
モノを手にして少しのやすらぎを求める。
だが真のやすらぎなどあろうはずがない。
モノはモノでしかないのだから。
都会の片隅で手をふる友の歓迎こそがうれしい御馳走。
友のいるこの街こそ、
私は私でありホッとする。
一枚のシーツにくるまって、美しい女との抱擁。
しかし、目覚める時はかならず訪れる。
名も知らぬ旅の宿で目を覚ますと、
私は誰で、私はどこから来たのか?
私はどこへ行こうとしているのか?
耳に聞こえるのはいつものような喧噪。
別の街へ行き、新しい恋に夢を馳せる。
私は決してつながれはしない。
束縛に夢があるというのか。
私は私の道の上を歩きつづける。
アジアの片隅から、全世界、全地球へと。
そして、果てしない果てまでも歩きつづける。
私は住み慣れた街を離れ、新しい街の中へと入って行く。
何もわからずに、何かに引かれて。
ただ出会いというダイアモンドを手に入れたくて。
私は都市から都市へと友を求めて歩きつづける。
私は住み慣れた街を離れ指折り数えて待つ。
心の中にある、
矛盾だらけの私の正義を求めて歩く。
好奇心と快楽を求めて歩く。
すべての災害から逃れ、
私の行く手には楽しいことが待っていると信じている。
私の行く手には楽しいことが待っていると信じている。
それはシミのようにじりじりとひろがる。
地球の崩壊。
平和への祈り。
はっきりとしない数をはっきりさせ、
戦争などない平和な世界が来ることを祈る。
夢から現実へ。
地球のすべて。
地球市民が自分の中の正義に関心を持って、
前に進むことを考える。
平和の中に身をおきたいと願う心が来る日を祈って。
平和の中に身をおきたいと願う心が来る日を祈って。
いやそんな日がきっと来る。
楽しみに向かい至福へと、
昨日よりも今日の方が近づいている。
私の体と心は、これを信じてある都会の片隅にたたずんでいる。
人間と人間の間をスルーして、
私という人間がここに居る。
そして同じように他の人間もここに居る。
争いなどしてなんになる。
共に愛し合おう。
やさしさと思いやりを持って相手と接し、
小さな喜びの中に小さなつながりを持つことさ。
やがてその芽が大きくなる。
裏切りなどあろうはずがない。
でも神でない人間たちはあやまちをおかす時もある。
責任の向こうには輝かしい友との関係。
生命の絶えるまでつづく真実の中に、
深く深くリスペクトをやまない。
幸福だと思っている人間ほど幸福を知らない。
不幸な人間ほど、束の間の幸せを味わう。
それは時が進むにつれて心の中に刻まれていく。
私は人間として世界を漂う。
都市を漂う。
何が幸福かもわからずに!
わかってしまったら私は違う人間になってしまうと思うから。
終わりは笑って死にたい。
何も持たない。
何も借りない。
でも心には輝く夢のような現実がある。
何よりも美しい、人間の持つ自分の信念というやつがある。
私は人生を愛する。
私は裏切られても、裏切りを知らない。
私以外のすべての人間を許し、
大きく未来へと導きたい。
素晴らしいエクセレンスな時の向こう側を見たい。
ひとりの小さな変化が大きな変化になる。
だから私は私から変わることを考える。
愛を感じて!
愛を送ろう!
H.MITOMO 11/12/19 2013/5/18
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