2010/04/03

白い未来を灰色に変える


明日を求めないない者たちは、
人生という白い未来に色を塗ることができない。
朝の光の色も気づかずに、
時のたつのもわからぬまま。
ただ汚染された空気を吸いつづけ、
未来を灰色に塗り替えてしまう。
愛を信じない者たちは、
ただの自己満足に陶酔する。
自由を持たない者たちは、
時間に追われ白い未来を灰色に変える。
眠りを覚えた者たちは、
朝4時の色のグラディションに気づかない。
ブルーの未来は灰色のまま。
また太陽が昇り、
朝になることにも気づかずにいる。
夕陽の落ちる夜に向かう時間だけ、
それを楽しみに暗く孤独になることで自分を守る。
飽きもしないで仕事ばかり。
自分も消して企業の手になる。
自分を信じることもできずに、
時間だけを奪われる。
野生を捨てて、
理性の中に生きる。
人間の本質も見失ってしまう。
さみしさがいやなのかな。
言い訳もしないで世の中に流されている。
ひとりになることを恐がっている。
何か見えないものを欲しがっている。
それを言い出すことも恐がりためらっている。
未来に向けて生きるパワーも失った。
白い未来は白いまま。
時間という埃で灰色に変色し、
灰色の中で生きることにも慣れてしまう。
明るい未来なんて考えることもしない自分がいる。
何かと出会い。
誰かを愛することで、
何色もの色鉛筆を手に入れる。
白い未来に色をつける。
勇気を持つ。
そして灰色はバラ色へ。
オレンジ色になることもある。
灰色に人生の時を奪われていることに気づくと、
色は輝き出す。
自分だけのオリジナルなカラーになる。
こんな色は偶然に出来上がった、たとえようもない色。
生きてみよう。
灰色だとわかってしまった人生を変えるために。
立ち上がろう。
強い人間なんていないし、
弱い人間だけじゃない。
本当の幸せを見つけるまで、
雨の日も風の日も歩きつづけよう。
自分は生きているということに目覚めよう。
今日まで生きた。
生きて来たことにとらわれず、
明日から生きることを楽しもう。
生き方が見えてきた。
自分を知ることからはじまる新しい人生。
どこでどう変わるかわからない。
とにかく生きてみよう。
白い人生のノートに言葉を書いて、
色を塗って。
愚かな白いページを鮮やかなページにしてみよう。
光っている色に塗りつぶそう。
この行動の時間は大切な時間。
いろいろ迷いながら、
体験と失敗を繰り返す。
見つけ出す。
この時間は長く限りないものかもしれないが、
変化は光のように一瞬でやって来る。
はじめから騙されてはいやしない。
いくつもの時を越えてやって来る真実の時間。
人間の意識の中に隠されている。
勘違いしていることに気づいたら、
自然に時間を奪われなくなる。
新しい自分だけの時間が手に入る。
そのためにも私の白い時間を灰色に変えないように。
  御供   2013/5/19 

0 件のコメント: