明日を求めないない者たちは、
人生という白い未来に色を塗ることができない。
朝の光の色も気づかずに、
時のたつのもわからぬまま。
ただ汚染された空気を吸いつづけ、
未来を灰色に塗り替えてしまう。
愛を信じない者たちは、
ただの自己満足に陶酔する。
自由を持たない者たちは、
時間に追われ白い未来を灰色に変える。
眠りを覚えた者たちは、
朝4時の色のグラディションに気づかない。
ブルーの未来は灰色のまま。
また太陽が昇り、
朝になることにも気づかずにいる。
夕陽の落ちる夜に向かう時間だけ、
それを楽しみに暗く孤独になることで自分を守る。
飽きもしないで仕事ばかり。
自分も消して企業の手になる。
自分を信じることもできずに、
時間だけを奪われる。
野生を捨てて、
理性の中に生きる。
人間の本質も見失ってしまう。
さみしさがいやなのかな。
言い訳もしないで世の中に流されている。
ひとりになることを恐がっている。
何か見えないものを欲しがっている。
それを言い出すことも恐がりためらっている。
未来に向けて生きるパワーも失った。
白い未来は白いまま。
時間という埃で灰色に変色し、
灰色の中で生きることにも慣れてしまう。
明るい未来なんて考えることもしない自分がいる。
何かと出会い。
誰かを愛することで、
何色もの色鉛筆を手に入れる。
白い未来に色をつける。
勇気を持つ。
そして灰色はバラ色へ。
オレンジ色になることもある。
灰色に人生の時を奪われていることに気づくと、
色は輝き出す。
自分だけのオリジナルなカラーになる。
こんな色は偶然に出来上がった、たとえようもない色。
生きてみよう。
灰色だとわかってしまった人生を変えるために。
立ち上がろう。
強い人間なんていないし、
弱い人間だけじゃない。
本当の幸せを見つけるまで、
雨の日も風の日も歩きつづけよう。
自分は生きているということに目覚めよう。
今日まで生きた。
生きて来たことにとらわれず、
明日から生きることを楽しもう。
生き方が見えてきた。
自分を知ることからはじまる新しい人生。
どこでどう変わるかわからない。
とにかく生きてみよう。
白い人生のノートに言葉を書いて、
色を塗って。
愚かな白いページを鮮やかなページにしてみよう。
光っている色に塗りつぶそう。
この行動の時間は大切な時間。
いろいろ迷いながら、
体験と失敗を繰り返す。
見つけ出す。
この時間は長く限りないものかもしれないが、
変化は光のように一瞬でやって来る。
はじめから騙されてはいやしない。
いくつもの時を越えてやって来る真実の時間。
人間の意識の中に隠されている。
勘違いしていることに気づいたら、
自然に時間を奪われなくなる。
新しい自分だけの時間が手に入る。
そのためにも私の白い時間を灰色に変えないように。
御供 2013/5/19
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