2010/04/03

心を越える声


私の心の声が歩き出す。
考えていた声や、
思っていた声が自然に歩き出し新聞やテレビに放映される。
街で見かけた雑草のこと。
屋上で見た空の色。
地下鉄や車から見た人間の感情のすべてのことが、
見たままの声で歩き出す。
いいことだ。
いいことだ。
社会の意識が変わってきているに違いない。
若い子たちの行動も、
働きずめの青年も、
老後を心配した老人の声も。
心の声として、
小さく聞きにくいが歩き出している。
もうどのくらいつづくかわからない青い地球のキープのために。
やさしい声となって歩き出している。
都市には人が集中し、
人の波は大きな声となって歩き出している。
うれしい正義の声が歩き出していることを祈ろう。
人間には誰でも、
口に出す声と心の声がある。
この心の声が聞こえる日が近づいている。
天を舞い、
愛と平和を連れて来る。
真実の心の声をもう一度、
人間の暮しの中に取り戻そう。
うわべだけの考えはもうヤメにしよう。
役人が搾取する時代はヤメにしよう。
くだらないタレントがメディアをにぎわす低レベルの報道は、
決していい教えにはならないはずさ。
オリジナルな考え、
その心の声こそ今の時代に必要だ。
『働かざるもの、遊ぶべからず』は、
『遊ばざるもの、働くべからず』と言っていい。
クラーク博士の『少年よ、大志を抱け』は、
『少年よ、旅に出よ』と記すべきだろう。
心を越える声が耳を澄ますと聞こえてくる。
人々の意識の中で一瞬のうちに広がり、
常識が変化する。
正しい声となって時空を舞う。
ルールは盲目的に従うものではなく、
自分たちで創るものである。
こういう心の声が大きくなれば、
もしかしたら、地球は救われるかもしれない。
経済は確かに拡大した。
人間の地位やプライドにまで関与している。
お金のかからない自分なりの贅沢を知るがいい。
無駄なものより、
職業や遊びに関するものが多いのも当然なことだ。
心の声、
心を越える声が聞こえる。
人類はそんなに馬鹿じゃない。
破壊してきた自分たちの地球をもう一度見直して、
やさしい声をかけてあげよう。
冒険家の生命を持って、
ゴミを聖依に交換する。
超文明を身につけて再び土に還る。
海に還る。
やさしい声は、
人生に賢く。
社会に強く。
夢に素直に。
心に忠実になってこそ、
聞こえるものだ。
  御供   2013/5/19 

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