街角にはびこる狂気。
そんなこと知っちゃこっちゃと、
自分の人生とりもどす。
ゲームの得られる何かを見つける。
誰もが見えない。
街ではごろごろ転がっているのに見えない。
人生をかけてゲームを戦う。
罪を背負って生き抜く。
懺悔せずに悪魔と契約。
自分の人生とりもどす。
そのための計画取り逃がす。
10代の青春を凍りつかせ、
愛なんて紙幣と悟って。
やがてストリートで築いたポジション。
ゲームで得られる何かを。
新世紀を迎える街角でも、
いつも同じことの繰り返し。
あの日の思い、
新世紀を迎える。
周囲に知られて抑圧。
俺のためじゃない何かを。
くだらなすぎる時間の流れ、
病みと苦悩を認める。
苦悩のまやかしを認める。
無意識から意識へと歩み入り、
そこから多くの街角へと入って行く。
俺たちは無意識に知っているものへと戻り、
そしてようやくたどり着く。
だが、これが俺たちの苦悩。
あまりにも多くの仮面をかぶり、
酒という軽い泡に心を重く沈ませて。
俺は暗い街の片隅に座っている。
俺の大好きな死んだ夢を呼び起こせ。
慰めも恵みも俺の夢を呼び起こせ。
誰かがひとつの言葉を言った。
誰かがひとつの言葉を沈黙した。
心も裂けてうめいていた。
どこの街でも同じようなもの。
それは大都会。
人間の密集しているところ。
俺の持っていた大切なものが、
音をたてて崩れていく。
いつも見ていたボロボロのビルのように。
幾夜も俺を苦しめた愛も、
もうこの街から去って行った。
奔放に荒れ狂う美しい憎しみ。
見も知れず、
見きわめられもせずに。
俺の魂を満たしていた幸福も、
すべてひとつになって逃げて行く。
俺の大切な夢は二度と帰らないのか?
それはどこかの暗い路地に、
街の名ももわからずに見捨てられているのか。
俺の嘆きのどこか届かぬところで。
通りすがりの見知らぬ者が拾っていったのか。
そう、どこの街でも同じようなことが起こっている。
御供 2013/5/19
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