2010/05/10

何もかもが



私は大空で遊ぶ孤独な心。
失うものなど何も無い。
それなのに何もかも燃え尽きている。
大空は限りなく青い。
この社会は厳しい檻の中なのか。
憎しみに溢れる心。
何処まで私の人生を苦しめるのか。
時は何故日没の中で振り向くと、
大空に何もかも輝いて見える。
旋回する心の中は輝いている未来に向かって見える。
天使のつばさ。
私の生まれたこの地球の片隅で、
空は青から灰色へと変わる。
様々な色をした人間が混ざっている。
そして死と生を繰り返す。
空の上では何もかもが無。
人間社会で何が起ころうと現実。
窓ガラスに日暮れの光が反射する。
光がほのかに映し出す世界は、
とてもリアルで美しい。
意識がバウンドして、
何もかも理由のない光の中で楽しむ。
この屈折した反射の中で、
とにかく癒すことを試みる。
何もかもがはじまり。
何もかもが終わる。
そして何もかもが変身することを知っている。
私は私の中で社会の矛盾を追求する。
人生の終わり近くでわかるのだろうか。
ただ自分の道を歩いている。
何もかも何故かわからずに。
  御供  2004/2/22 2001/3/17 11/11/30 14/7/29

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