2010/05/29

ビートパンクスとは


ビートパンクス。
彼らの言葉。
その言葉。
とても多くの言葉。
記述、音楽、美しい言葉。
メロディ、引用。
ドラムの音に注意深く耳を傾ければ、
それはまるで鏡みたい。
彼らは透明。
まるでバック・シートにいるかのよう。
ドアにはハンドルもない。
ただ前には美しいドライバーがいるだけ。
彼女はどこへ行くのか知っている。
写真のように精密な愛でシーンを愛撫した。
情熱的な、
精密的な愛。
誰もが知ってたかのようにうつろぎやすい。
彼らの記憶はシェードを上下させた。
ドアが叩かれる。
荷物が届く。
何かが思いがけず訪れる。
すべてを記憶したメロディをひったくるよう。
ドラムのビートを記憶する。
とても速くいつまでも動いている。
言葉がドラムのステック。
はじき出すドラムのビートを間違いながら、
そう間違いながら。
突然のインスピレーション。
エッジ、コーナー、爆発、対流。
すべては速く、
スローモーションの風景が過ぎる。
そう速くスローモーションの風景が過ぎる。
ビートパンクスとはわからない。
  御供 2003/4/21 11/12/15

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