2010/05/19

今の私



メッセンジャーを探し求めて旅している私がいる。
今ここに身を寄せている私がいる。
何もかも忘れてただひたすらに無策法に探している。
体も心もボロボロになって回復すら危ぶまれている。
そんな私に何ができるというのか。
ひとりの人間としてアリよりも小さく。
心ある人間として正に生きる術も失い。
悪に惑わされている自分。
いち個人として何ができよう。
心はかならずや方向を失わない。
そう信じて来た私の前にたちはだかる「限界」というふたつの文字。
何ができよう、これ以上のことが。
しかし、体は徐々に回復する。
心は洗われ、再びソウルはよみがえろうとしている。
何日寝ただろう。
二日か三日か私自身にも記憶がない。
寝ている間に確かに時間は過ぎているのだ。
戻らない時間がそこにある。
でも今、これ以上のことが何故にできよう。
何をやるにも体が必要なのだと知るのみ。
知ってこそできる次のことを頭に描いている私。
私は今こうして落ちぶれた武士のようにボーとはしている。
次なるもっと大いなる冒険に心を馳せている。
自分が自分であるために、
私はここにいることが必要なのだと確信している。
この時間を大切にして生まれる次なる私にやること。
どんな時でも私は忘れない。
小さな人間の思いにより生まれた事実が形になるということを。
一段して、また新たなる嬉しい挑戦の中にいる私を思い描いている。
果てしなくつづく次なることへの嬉しい挑戦。
私はじっと今を耐え忍ぶ。
そして、私は考える。
しばし立ち止まろう。
考えてもいなかったことの中にいる。
自分を追いやり新たなることへの方向を定める。
そしてまっしぐらに進む。
そうしていることの気持ち良さ。
このひとつの考えもやがて輪になり、
大いなる人々の共感を得て大いなる考えに結びつく。
不可を可能にすることを思い描いて、
私は進むことをやめない。
それが今の私。
一段して思うことは、
またこうしてやり始めようと決めていること。
メッセンジャーを探して彼らと手を組んで握手をしたい!
  御供 2002/7/3

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