何が欲しいのか問うてみる。
今夜は特に急いでいる。
忘れられない昼の暑さをひきずりながら。
取り残されて、
汚れてしまう言い訳は誰のものではなく。
そこらあたりをうろうろしている。
うろうろしていれば問題はないのだが、
ただじっとしているのだ。
私が。
約束は今になるとなんの意味もなく、
守ることの快感は左に流れっぱなしだ。
ゼロの位置など無論、
無いのも同然だ。
すれ違うスピードばかりが加速していく。
さまよう気持ちはひとりにしないで、
さっと連れ出してやる。
確かではないがそこに行けばどうにかなるような気がする。
これはひとつの賭けであって、
そして当たった試しはかなり少ない。
近づく光にいつも拒絶される。
そういうことになっているのだ。
意識しない魅力に惹かれて行く。
記憶のないまま眠りについて夢を見る。
目が覚めてからも夢を見る。
だからどうなんだ。
あれからそんなに時間はたっていないが、
既に状態はドロだらけである。
手に持っていた荷物も会話もすべて何処かへ置いてきた。
やはりハズした。
短い光のこの時間。
ついでのままに通り過ぎただけなのだ。
ならばこのまま見逃してくれ。
力をえがいた答えに賛同している人々。
それは意外な感じもするが悪くはない。
私が真っ先にそうしなければ当たりではない。
素晴らしい図形とは点がどこへ移動しても、
成り立っていなければならない。
だから先に気がつかなければならない。
次に何処へ、次にどんなふうに。
動きまわる点から目を離してはならない。
その場で線が途切れる恐れがあるからね。
タイミングという点では常に動きを止めないこと、
だからしっかり見ておかないとだめなのだ。
だからしっかり見て欲しい。
私のことを夜明けまで。
御供 2013/5/18
0 件のコメント:
コメントを投稿