ゆったりとした心に来る沈黙。
歩きはじめた子供のようにふらりふらりと歩きまわる。
見るものすべてが魔法のように新鮮。
泳ぐ魚の群れのように人が群れて通り過ぎて行く。
記録として残るようにカメラを持って立ち止まりシャッターを押す。
心の中にインプットする。
私はさまよい歩く。
まるで別世界に来てしまったみたい。
だが、自分からそうして遠ざかり、
忘れゆくことははじめは少々寂しい気もした。
それも束の間、ひとつのとっかかりを持てば大丈夫。
知らない街はどんどん開けていくものである。
自分に向かって言い聞かせながら愉快になって行く。
一片の情熱は胸の底に燃えている。
じりじりと迫ってくる自己への不安がつのる。
旅は生きて行くすべを教えてくれる。
どこに行っても変わるものではないけれど、
私の心はつねに旅にさそわれる。
旅することで生きるすべを知る。
なんで旅なんだ。
と自分に問いかけても答えはでない。
この時間があるかぎり。
御供 2001/7/15 14/7/29

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