欲望のドラマなどない。
何もない。
地表の割れ目からにじみ出たもの。
久しく大地に埋もれていた光のかけら。
岩に埋もれた宝石のように、
みな財を積み上げたいのだ。
そうすれば皆が良くなる。
鳩が眩しいアメジストの卵を産み落とす。
その卵は輝ける腐敗の中を転げ回り、
鉱石の王となる。
先駆者たちの技術は息子たちに受け継がれる。
火と空気と王国は常にダイヤモンド。
エメラルドであるかもしれない。
真球の上に乳色の百合が聖なる模様を描き、
歩道の上に築かれた。
知恵の富。
愛の宝庫。
眠っている間の、
あのひどく心地よい虚無には内なる聖者が生まれる気配。
何を書いているのかわからなくなった。
わからなくなった。
ドラマはこれから書きはじめるのだ。
何よりも現実というものがあると信じるふりをしてみたのだ。
なかでもとりわけ人間というものを押し上げる。
現実というヤツ。
スーパーマンの孤独。
星のまたたく夜がある。
雲ひとつない午後の迫る壁のない日がある。
内なる眩しい天国の日もある。
夢がドラマを描いている。
永遠の悟りの恍惚よ。
ドラマは思いっきりはじまりを告げる。
もう動きはじめているのだが、
失うべき道などないなにもない。
失う声が見つかるはずもない。
唯一回のドラマを追っていた。
見込み違いの計算できない永却のひとつ。
このカルマの地上で、再び生を得る。
心ゆくまで恋にこがれる日が来るまで、
私のドラマを終わりにしたりはしない。
くずれゆく愛の広大な墓場。
ドラマは常にハッピー・エンド。
目隠しされ、
導かれたとしても行き着くところは同じ。
決して迷ったりはしない。
心を開いてピース。
オープンな心でただ見つめるだけ。
御供 2004/3/12 2002/6/11 13/6/14

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