予感が春を呼ぶわけじゃないと思うのだが、
予告もなくやって来てしまう春。
ポッカポッカと暖かくて、
眠りに誘ってくれる春。
触れそうで触れられないものに何故か似ている。
自分でも考えていないものに出くわす時、
壊れてしまっていても気づきはしない。
壊れそうでいて壊れないもの。
そっと近くに置いてあるモノに似ている。
いつも手を伸ばせば届きそうなモノの中に混じっている。
でも確かに存在を主張しつづけているのがわかる。
壊れそうで壊れないもの。
大切にされないモノに多い。
借金取りなど、
壊れれば壊れてしまう。
壊れてもいいのに、
しっかりと壊れないで自分を主張する。
しつこいように根を下ろしている。
浮いているような生き方は地震が来ても壊れない。
まだ見ぬ友の仲も壊れない。
やさしい表情をしていても壊れない。
良仲になってしまったものを、
壊そうとしても壊れるものではない。
ないものにも出くわす。
手あつくあつかっても壊れてしまうものもある。
壊れないものも多いと思う。
それがまた不思議。
人間同士の空虚なつながりを考える。
これは一番壊れないものである。
これを壊せるヤツはいないのではないかと考える。
人よりも高く。
人よりも尊く。
人よりもずばぬけているものがあるとしたら会いたいものである。
やはり壊れないものであるべきだ。
すぐに壊れてしまうものであれば持つ気はしない。
持たない方がいいのではないかと考えてしまう。
やさしい愛の上に、
温存するものがあってもいいではないか。
御供 2004/3/22 13/6/26

0 件のコメント:
コメントを投稿